災害前に確認することの重要性
災害が起きてからでは遅いことがたくさんあります。
命や住宅を守るためにはきちんと防災対策をしておくことが重要です。
そして、家族の中できちんと一通りのことを想定しての話し合いをしておくことも大切です。
いつどこで災害に巻き込まれるかわかりません。
家族が皆一緒の時とは限りませんからそれぞれが正しく行動をして身の安全を守ることが必要です。
そこで、ここでは災害が起こる前に家族で確認しておくべきことを紹介していきます。
役に立つことが無いことが理想的ですが、万が一の時に万全の行動がとれるよう、きちんと確認をしておきましょう。
自宅が安全かどうか
自宅が安全な場所であるかどうかは必ず確認しておくべきことです。
これは地盤の問題や耐震性の問題、自治体の体制などたくさんの要素から判断しなければなりません。
自治体のハザードマップでの確認はもちろんですが図書館で地元の郷土史を調べて自然災害の歴史やその時の被害も確認しておきましょう。
特に古い家は耐震性能に不安があります。
1981年6月以降に建築確認を受けている建物であれば国土交通省の基準の建築基準法に適合しているので震度6~7までの地震には倒壊など人命に危害を及ぼすことはないとされています。
しかし、それ以前に建てられている家は基準に適合していないので耐震工事が必要です。
ただ、今の建築基準法で家を建てられているからといって絶対に安全なわけではありません。
問題となっている手抜き工事がされている物件の可能性もありますし、紫外線や風雨による経年劣化で老朽化していることもあります。
建物は定期的にメンテナンスをしておかなければ安全性が維持できません。
耐震工事はお金がかかるため無理だと思っている人も多いですが、条件が合えば自治体が無料や補助を出してくれることもあります。
そこで、まずは自治体の取り組み内容の確認をしてみましょう。
家族での行動を決めておく
子供のいる家庭では万が一災害が起きたときに子供たちが自己判断で行動しなければならない可能性もあります。
学校や塾からの帰宅中は一人でいる可能性も高く、その際には助言してくれる大人もいません。
そのため一人で行動して自分の身を守らなければならないのです。
そこで、子供たちにもきちんと災害の場合の行動について教えておくことが必要になります。
避難するべき場所がどこであるのか、どうやって過ごすのかを確認しておくことだけでなく緊急時の連絡の取り方も確認をしておきましょう。
平日の昼間に地震が発生すると子供たちは学校にいて、両親は働きに出ていて誰も自宅付近にいない可能性も高いです。
特に通勤場所が自宅から離れている際には両親が自宅付近まで戻ってこれないことも多々あります。
そこで無理してお互いがすぐに会えるように動くのではなく安全第一に過ごし、いつか会えるの気持ちを持つことが重要ですし、それを子供たちに伝えておく必要があります。