部屋に人がいても犯罪被害にあうことがある
住まいを狙う侵入被害はかなり多くなっており、犯罪の手口は複雑化、巧妙化しています。
メディアでも犯罪について毎日のように報道されていますが、自分が部屋にいない時以外、在宅している状態でも、犯罪被害にあうことがあると認識すべきです。
在宅している状態で侵入する犯罪を居空きといいます。
寝ている時に忍び込み窃盗などを行う犯罪を忍び込みといい、何れも最近多くなっている犯罪です。
空き巣以外に在宅している時に被害にあう居空きはどういう手口なのか知識を持ちましょう。
在宅していても危険がある
人がいない時をねらって窃盗などの犯罪者が忍び込むと思っている人も多いのですが、実は居空き被害はとても多くなっています。
勿論空き巣の方が窃盗事件の中で割合としては多く、70%近くです。
しかし残りの30%近くは居空き、忍び込みによる被害となっています。
一人暮らしでも田舎に住んでいた時と同じように、自分がいる時には玄関のカギをかけないという人がいますが、これは危険です。
たとえワンルームであっても、お風呂に入っている時などに居空き被害にあうことがあります。
玄関以外でも2階の窓を開けていることもあり、2階だから大丈夫という心の隙を狙い、在宅している人が1階にいる間に、2階へ盗みに入るということもあるのです。
2階に上がってくるかもしれない、お風呂から上がってくるかもしれないというリスクがありますが、2階に人が上がってこない時間を下調べしている可能性多も高く、油断は禁物と考えましょう。
一人暮らしの女性に居空きは危険
一人暮らしの女性の住まいに居空きの犯人が侵入した場合、被害がお金だけならまだしも、気が付いたり偶然その部屋に行くことで犯罪者とばったり会ってしまうこともあります。
その時、相手が女性や高齢者など自分よりも明らかに弱いと感じると、襲ってくることもあるのです。
最悪の場合、怪我を折ったり殺人事件に発展する事もあり、空き巣よりも居空きの方が一人暮らしの女性にとって恐怖ともいえます。
忍び込み被害では、女性に乱暴していくことも考えられるため、こうした被害にあわないように手口を知っておくこと、自分が在宅していても必ず施錠する癖をつけるなど対策が必要です。
玄関の鍵、窓の鍵を二重にする、窓のガラスに飛散防止フィルムなどをはり侵入しにくくするなどの対策を施すことができます。
ちょっとゴミだしだからいいかと鍵を開けておいたら財布だけが盗まれていたという被害もあるので、どんなに短い時間でも鍵をかける癖をつけることも重要です。
またこうした窃盗犯は必ず視察に来ていますので、近所に見知らぬ人がいたり、何度も会うという事なら、警察に相談しておくこともお勧めします。
被害にあってから後悔するのでは遅いのです。