バイクの盗難被害が多くなっている現実
びっくりしてしまう数ですが、バイクの盗難は日本国内で毎年7万件以上起こっています。
高額なバイクが盗まれることもありますし、傷をつけられるなどいたずら被害も多くなっていて油断できない状態です。
自分はそんな被害にあわないだろうと思うのは間違い・・・防犯意識が弱いバイクはすでに窃盗犯から狙われている可能性があります。
愛車が盗まれるという悲惨な目に合わないように、窃盗が起こりやすい箇所、時間帯、手口などを理解し防犯に務めるべきです。
バイク盗難が起こりやすい発生個所
盗難被害が最も多いのは駐車場で、バイクの窃盗被害の3割以上を占めているといいます。
道路上、一戸建てからも盗まれることがありますが、駐車場は夜人がいないこともあり格好の窃盗場所となるようです。
マンションなどの共同住宅については多くの人が出入りしているので、窃盗団がいても気が付きにくいといわれています。
しかし一戸建てでもバイクの窃盗被害が多くなっているのが現実です。
一戸建ての場合、倉庫に入れてあるから、敷地内だから安全と思っていることで、防犯意識が弱くなり窃盗被害にあうといわれています。
バイクの盗難が多い時間帯
警視庁の調べによると夕方から深夜にかけてバイクの盗難事件が多くなるようです。
どの時間帯でもすでに盗まれていて、いつ盗まれたのか時間がよくわからないということもあり、被害時間以外だからと安心することはできません。
ただ防犯カメラの映像から割り出してみるとやはりこの時間帯に被害が多いということは間違いなく、この時間帯には特に注意が必要です。
普段バイクに乗らないという人もいて、窃盗に気が付かなかったという人もいます。
帰宅したらバイクに異常がないかどうか、確認してみるといいでしょう。
盗難の手口は年々高度になっている
窃盗団は盗む車を探す時に、中古車両買取業者などのチラシを車両に張り付けていくことがあるそうです。
チラシをはがしている場合、バイクに時折乗っている、しかしチラシをはがしていない場合には、普段あまり使っておらず車両が所有者の目の届きにくいところにあると考えることできます。
人目に付きにくい深夜、特に窃盗が多くなりますが、要注意となるのが雨の日、風の強い日です。
雨が降っていたり、風が吹いている音で窃盗の音に気が付くことがないため、この日を選ぶといわれています。
キーシリンダー、ハンドルロックなどをしているから安全と思っている人もいますが、現代はイモビライザーをつけていても解除できる時代です。
キーシリンダー、ハンドルロックに加えて、道路上に置く時には電柱とバイクを繋げて置くなど、強固な防犯が必要となります。
しかしこれでも油圧カッターを利用してロックを外していくことがあるようなので、やはり目につくところに置く、こまめに観察する、乗るということが大切でしょう。
一戸建ての方も敷地内だからと安心しないようにすべきです。